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トランスフォーマー/最後の騎士王

おすすめ度
4 / 5

あらすじ

オプティマス・プライムが宇宙へ旅立ち消息を絶つ中、地球とトランスフォーマーをつなぐ古代の秘密が明らかになっていきます。マイケル・ベイ監督による実写版シリーズ第5作です。

ネタバレ無し

アーサー王伝説とトランスフォーマーが交差する設定

本作の最大の特徴は、トランスフォーマーとアーサー王伝説を結びつけるという大胆な設定です。中世イングランドにすでにトランスフォーマーが存在し、マーリンがサイバトロン星人から力を授かっていたという世界観が冒頭から提示されます。現代パートと中世パートが交互に描かれる構成は、シリーズの中でも異色の試みで、スケールの大きさを演出しています。

アンソニー・ホプキンスの存在感

前作からの主人公ケイド・イェーガー(マーク・ウォールバーグ)に加え、本作ではアンソニー・ホプキンスが演じるエドムンド・バートン卿が重要な役割を担います。トランスフォーマーの秘密の歴史を知る老貴族という役どころで、ホプキンスらしい重厚さがありながらもユーモアも混じっており、独特の味わいがありました。執事ロボットのコグマンとのやり取りも面白いです。

マイケル・ベイ節のアクション

爆発と高速カット編集が連続するマイケル・ベイ節は健在で、スケールの大きな戦闘シーンが続きます。特にバンブルビーの戦闘シーンは迫力があり、シリーズファンには見応えがある仕上がりです。ただし展開が速くストーリーの整理が追いつかない場面も多く、初見では情報量の多さに圧倒されます。

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ストーンヘンジはパンゲアの中心だった

本作で個人的に一番おもしろいと思ったくだりが、ストーンヘンジの正体です。あの遺跡がパンゲア時代の地球の中心点に位置しており、トランスフォーマーが設置した装置の一部だったという設定で、「なぜあんな場所にあんな構造物が?」というロマンを強引に回収しにきています。荒唐無稽ではあるのですが、こういう大胆なこじつけはこのシリーズの醍醐味でもあります。

オプティマスの変貌とバンブルビーの声

宇宙に旅立ったオプティマス・プライムがクインテッサ(ジェマ・チャン)に洗脳され、「ネメシス・プライム」として地球に帰還する展開は、シリーズの中でも衝撃的な設定です。バンブルビーとの再戦シーンは見どころのひとつで、バンブルビーが自分の声を取り戻す瞬間にオプティマスが正気に戻るという流れは、シリーズを通じたバンブルビーの存在感がよく出ていました。

ヴィヴィアンとマーリンの系譜

オックスフォード大学の教授ヴィヴィアン・ウェンブリー(ローラ・ハドック)がマーリンの末裔であり、マーリンの杖を扱える唯一の人間だという設定が物語の鍵になります。ケイドとヴィヴィアンが反目しながらも協力していく流れはわかりやすいですが、二人の関係の進展は少々急ぎ足な印象でした。

クインテッサの脅威とシリーズの締めくくり

クインテッサがサイバトロン星を地球に衝突させてエネルギーを吸収しようとするのがクライマックスの脅威です。地球規模の危機という規模感はシリーズ最大級で、空中での大規模な戦闘は迫力があります。本作はマイケル・ベイが手がけた実写版シリーズの最終作で、エンドクレジット後にクインテッサが生き延びていることが示唆されています。賛否の分かれる作品ではありますが、シリーズを追ってきた人間には感慨深い一本です。

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