Nの鑑賞ログ
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密

あらすじ

グリンデルバルドが国際魔法界のリーダー選挙を操作しようと動く中、直接対決できない制約を抱えたダンブルドアがニュートたちに危険な使命を託す。

ネタバレ無し

グリンデルバルドがマッツ・ミケルセンに

本作最大の変化として、グリンデルバルド役がジョニー・デップからマッツ・ミケルセンに交代しています。マッツ・ミケルセンの静かで知的な佇まいは、力任せの悪役とは異なる、言葉と論理で人を引き込む危うさを感じさせます。見る前は違和感があるかと思いましたが、観ていると自然と馴染んでいきました。

ダンブルドアとグリンデルバルドの「血の誓約」

本作では二人の若き日の約束——互いに戦わないという血の誓約——が物語の軸になります。ジュード・ロウ演じるダンブルドアが「直接戦えない」というもどかしい立場で動く様子は、単純なヒーロー像とは違って複雑さがあります。かつての親友であり最大の敵であるという関係性が、ダンブルドアというキャラクターに深みを与えていました。

ニュートたちによる陽動作戦

ダンブルドアがニュートと仲間たちに各自バラバラの役割を与えて動かす展開は、全員が同じ計画を知らないことで敵の予測を外すという設計になっています。群像劇としての動き方はシリーズで最も整理されており、「誰が何をしているか」は比較的わかりやすかったです。

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ネタバレ有り

キリンを使った選挙の不正と暴露

グリンデルバルドが国際魔法使い連合の新長官を決めるために、霊獣キリンを利用しようとします。純真な心を持つ人にだけ跪くというキリンの性質を、呪いで操ることで自分に跪かせ、選挙を操作するという計画でした。この不正をラストに暴くのがクリーデンスで、長らく敵側にいた彼がこの瞬間に果たす役割は印象的でした。

血の誓約が砕かれる対決

ダンブルドアとグリンデルバルドが初めて直接魔法をぶつけ合う場面は、本シリーズ最大の見せ場のひとつです。かつての絆と今の敵対関係が混在したような激しい戦いで、最終的に血の誓約が砕かれて両者が引き分ける形で終わります。決着がつかないまま幕を引く構成は、続編ありきの終わり方でもあり、消化不良な部分もあります。

クリーデンスとダンブルドアの和解

病に侵されて余命の少ないクリーデンスが、最終的にダンブルドアと対立から和解へと向かっていく流れは、2作にわたって積み上げてきた彼の孤独と怒りへのひとつの答えでした。「アウレリウス・ダンブルドア」の真偽についての詳細な説明は本作でも曖昧なままで、明確な結論は出ないまま終わっています。シリーズとしては4作目以降に持ち越しになっていましたが、興行的な理由から続編の見通しは不透明なままになっています。

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