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アントマン&ワスプ:クアントマニア

あらすじ

ピム一家が量子世界に引き込まれ、そこに幽閉されていた最強のヴィラン・征服者カーンと対峙するアントマンシリーズ第3弾。

ネタバレ無し

量子世界が丸ごと舞台に

ペイトン・リード監督によるアントマンシリーズ第3弾で、2023年公開のMCU作品です。エンドゲーム後に有名なヒーローとして日常生活を送るスコット・ラングが、キャシーの装置がきっかけでピム一家ごと量子世界に引き込まれます。前2作が現実世界を主な舞台にしていたのに対し、本作は量子世界という独自の異世界が舞台で、住民や文明が存在するSF的な広がりが特徴です。シリーズの雰囲気がここで大きく変わります。

強烈な存在感のヴィラン

本作最大の見どころは、ジョナサン・メジャース演じる征服者カーンです。これまでのアントマン映画のヴィランとは格が異なる存在感があり、映画のトーンをよりシリアスな方向に引っ張っています。コメディ要素は残っていますが、脅威の規模感が前2作とは別次元で、スコットたちが追い詰められていく緊張感がありました。

シリーズのキャストが勢揃い

ポール・ラッド、エヴァンジェリン・リリー、マイケル・ダグラス、ミシェル・ファイファーが前作から引き続き出演しています。スコットの娘キャシーは本作からキャスリン・ニュートンが演じており、これまでよりも積極的な役割を担っています。

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量子世界の内側と住民たち

量子世界に引き込まれた一行は、そこに独自の社会と住民が存在することを知ります。カーンが量子世界に幽閉されており、ジャネット・ヴァン・ダインがその事情を知っていたという経緯が徐々に明かされます。ジャネットが量子世界で過ごした時間とカーンとの過去が、物語の感情的な軸のひとつになっていました。

征服者カーンとの対決

カーンは時間と空間を渡り歩いてきた存在で、量子世界を脱出するためにスコットたちを利用しようとします。単純に倒すべき悪役というよりも、スコットにとって利害のぶつかる相手として描かれていて、選択を迫られる展開が緊張感を生んでいました。戦闘の規模感は過去作を大きく上回り、アントマンシリーズとしては異例の重厚さがあります。

スコットの決断と後味

クライマックスに向けてスコットは難しい選択を迫られます。家族を守るために戦ってきたスコットの一貫したモチベーションが、今作で最大の試練にさらされる形になっていました。エンディングは前2作のような爽快感とは少し違う、複雑な後味を残す締めくくりです。シリーズを通じて観てきた人ほどスコットの変化が感じられる作品でした。

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