おしゃれキャット
あらすじ
パリに裕福なマダムがおりました。彼女は自分の猫たちを愛するあまり遺産を全て猫たちに譲るという遺言を残します。その遺言に不満を持ったマダムの執事エドガーは、財産を自分のものにしようと企み、猫たちを遠くに連れ去って置き去りにしてしまうのでした…
ネタバレ無し
どんな作品?
1970年公開のディズニーアニメ。パリを舞台に、遺産目的で猫たちを捨てた執事と、野良猫のトーマス・オマリーに助けられながら家に帰ろうとする母猫ダッチェスと子猫たちの話です。ウォルト・ディズニー死後に初めて公開された長編アニメとして映画史的な意味もあります。
「Everybody Wants to Be a Cat」が名曲
多国籍の猫たちが演奏するジャズナンバーが楽しい映画で、音楽が全体の雰囲気を作っています。子猫たちが音楽を習う場面との対比も面白いです。
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ネタバレ有り
エドガーが「人間的すぎる悪役」
超自然的な力も壮大な野望も持たず、ただ遺産が欲しいだけという俗物的な執事エドガーが悪役です。長年真面目に働いたのに猫より後に財産を受け取ることへの不満という動機には少し共感できる部分もあります。最後は猫たちに農場送りにされるというオチで、彼が猫たちにしたことの直接的な報復になっています。
「選ばれた家族」という結末
ダッチェスたちが屋敷に戻り、野良猫のオマリーも家族として迎えられるという結末は「血縁ではなく選択によって家族が形成される」というメッセージです。マダムも慈善財団を作って野良猫を助ける活動を始めるというエンディングでした。
