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アベンジャーズ

あらすじ

S.H.I.E.L.D.長官ニック・フューリーがアイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルクらを集め、神ロキの地球侵略を阻止するために史上初のスーパーヒーローチームを結成する2012年のMCU作品。

ネタバレ無し

バラバラなヒーローたちが「チーム」になるまでの面白さ

個別のソロ映画でそれぞれの事情を持って描かれてきたヒーローたちが、初めて一堂に会するのが本作です。そのぶつかり合いが見ていてとにかく面白かったです。お互いに反発しながらも少しずつ歩み寄っていく過程が丁寧に描かれていて、チームとして機能し始めたときの気持ちよさは格別でした。世界を救うためにとりあえず集められた寄せ集め集団が、どうチームになるかというドラマがMCUのひとつの答えを出した作品だと感じます。

ジョス・ウェドン監督のアンサンブル劇

監督のジョス・ウェドンは「バフィー~恋する十字架~」などで知られる脚本家・監督です。大人数のキャラクターをさばくのが得意なだけあって、本作でも各キャラクターが均等に見せ場を持っています。ロバート・ダウニー・Jr.のトニー・スタークとクリス・エヴァンスのスティーブ・ロジャースのぶつかり合い、マーク・ラファロの新しいブルース・バナー像など、キャラクター同士の絡みがどれも見ていて楽しいです。

ニューヨーク決戦のスケール感

クライマックスのニューヨーク市街地での攻防は、当時としてはMCU最大規模の戦闘場面でした。各ヒーローが連携しながらそれぞれの持ち味を発揮していく様子は、シンプルに見ていて気持ちよかったです。トム・ヒドルストン演じるロキが悪役としての存在感を出していて、対抗軸として機能しています。

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ロキの計画とテッセラクトをめぐる攻防

ロキはテッセラクトというエネルギー源を使って宇宙人の軍勢を召喚しようとしています。その計画のために各地に散らばったヒーローたちが引き寄せられ、次第に集まっていく前半の流れはテンポよく進みます。S.H.I.E.L.D.の空中空母が拠点として登場するのも印象的で、組織の規模感が映像で伝わってきました。

チームの亀裂とロキの罠

集まったはいいものの、ヒーローたちはすぐに衝突します。トニーとスティーブの価値観の違い、ソーとロキの兄弟関係の複雑さなどが重なり、チームはなかなかまとまりません。ロキが意図的に不和を煽っていた部分もあり、途中で基地が壊滅的な被害を受ける場面は前半の大きな山場でした。仲間を失ったことがバラバラだったヒーローたちを動かすきっかけになります。

ハルクの爽快感とニューヨーク決戦

後半のニューヨーク決戦では、ハルクが大暴れする場面が特に印象的でした。普段は自分の力を恐れているブルース・バナーが、覚悟を決めてハルクに変身する流れには高揚感があります。それぞれのヒーローが役割分担しながら宇宙人の軍勢を迎え撃つ展開は、チームとしての機能がようやく発揮された瞬間で、前半の不和が解消される気持ちよさがありました。

勝利の後と見えてくる影

ロキを捕え、テッセラクトを回収してひとまずの決着がつきます。宇宙人を使ってロキを操っていた存在がポストクレジットで示唆されていて、この先の脅威が遠くにあることが匂わされます。今となってはその意味がよくわかりますが、初見時は見終わってからじわじわと「大きな話が動き始めた」と感じた場面でした。

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