Nの鑑賞ログ
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レンフィールド

あらすじ

かつてダメージを負ったドラキュラは再生のためひっそりと生活していた。彼にはレンフィールドという部下(もはや奴隷)がおり、レンフィールドに食べ物をとってきてもらったりしていた。レンフィールドがそんなパワハラ上司のドラキュラから自立していくお話。

ネタバレ無し

どんな作品?

2023年公開のホラーコメディ。古典怪奇小説「ドラキュラ」の脇役レンフィールドを主人公に、パワハラ上司ドラキュラから自立する話です。虫を食べることで超人的な力を発揮するという原作設定を活かしながら、トキシック・リレーションシップからの脱出というテーマで現代的に再読した作品です。

ニコラス・ホルトとニコラス・ケイジの対比

レンフィールドを演じるニコラス・ホルトは、繊細な内面描写と派手な戦闘シーンを同じ作品内でこなしていて振り幅が大きいです。ドラキュラ役のニコラス・ケイジは荘厳さと滑稽さが混在した独特の演技で、権威ある存在の卑小さを体現しています。

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パワハラ関係からの自立がテーマ

どれほど理不尽な要求をされても服従し続けるレンフィールドの姿が、支配的な関係において自己価値を見失う人間の心理をよく写しています。グループセラピーに参加しながら徐々に自立への意志を持っていく過程が物語の核です。

他者を守ることで自己肯定感を取り戻す

周囲の人を守る行動が評価される経験を通じて、長年否定されてきたレンフィールドの自己評価が変わっていきます。警察官レベッカとの対等な協力関係が自立を補強する点が、孤独な自己変革ではなく関係性の中での変容として描かれています。

クライマックスはスーパーヒーロー映画風の派手な戦闘

ドラキュラ・ヤクの売人組織・レンフィールド・レベッカによる入り乱れた対決になります。ゴシックホラーというよりアメコミヒーロー映画に近い派手さで、本作のジャンル横断的な性格が一番出ているシーンです。

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