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モンスターズ・インク

あらすじ

モンスターたちが子供の悲鳴を電力源にする世界を舞台に、トップスケアラーのサリーと迷い込んだ人間の女の子ブーの心温まる友情を描いたピクサー作品。

ネタバレ無し

モンスターたちの世界観が面白い

2001年公開のピクサー製作アニメーション映画です。モンスターたちが子供を怖がらせて得た悲鳴を電力源にしている世界を舞台に、人気スケアラーのサリーとバディのマイク・ワゾウスキが事件に巻き込まれていく物語です。モンスター側から見れば「人間の子供こそが危険な存在」という設定のユニークさが際立っており、世界観の作り込みが丁寧で見ていて飽きませんでした。

ピート・ドクター監督とキャスト

監督はピート・ドクターで、後に「インサイド・ヘッド」も手がける人物です。サリーの声はジョン・グッドマン、マイクはビリー・クリスタルが担当しており、コンビの掛け合いが軽快で楽しいです。悪役ランドールをスティーブ・ブシェミが演じていて、ねちっこい嫌な雰囲気がよく出ていました。人間の女の子ブーの声は当時2歳の子どもが担当していて、自然な子どもらしさが画面からにじみ出ています。

コメディとドラマのバランス

ギャグとアクションと感動が程よく混在していて、子どもも大人も楽しめる作りになっています。モンスターたちのコミカルなやり取りと、サリーとブーの間に育まれる純粋な絆が交互に描かれることで、全編にわたってハートウォーミングな雰囲気が続きます。テンポがよく、場面ごとの見せ場が明確で最後まで飽きずに見られました。

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ブーとの出会いと逃避行

ある夜、サリーが誤ってブーという人間の女の子を扉からモンスター界に連れ込んでしまいます。モンスターにとって人間の子供は猛毒という設定の中、ブーを隠しながら元の扉まで届けようとするサリーとマイクの逃走劇が展開します。工場内での追いかけっこや扉を飛び回るシーンなど、テンポよく見せ場が続いてアクション映画としても楽しめました。

ウォーターヌースとランドールの陰謀

会社のCEOウォーターヌースとランドールが子供から強制的に悲鳴を搾り取る機械を秘密裏に開発していたことが明らかになります。怖がらせる側のはずのモンスターが、陰では子どもを道具として扱っていたというどんでん返しで、悪役たちの描き方がシンプルながらも効いていました。サリーがブーを囮に使って実験をさせられそうになるシーンは、見ていてハラハラしました。

笑い声の方がずっと強いという発見

クライマックスで、悲鳴よりも笑い声のほうがはるかに大きなエネルギーを生み出せることが判明します。CEOとなったサリーは、子供を怖がらせるのではなく笑わせることへと方針を転換します。作品全体のテーマが「恐怖より笑いの方が力がある」という形でオチにつながっていて、後から振り返るとうまく設計された話だなと感じました。

サリーとブーの再会

ブーの部屋につながる扉が失われてしまい、サリーはブーとの別れを余儀なくされます。しかしマイクが扉の破片を集めて再び組み立てることで、もう一度扉が完成します。扉を開けたサリーがブーに迎えられる最後のシーンは、台詞がほとんどないまま感情が伝わってくる終わり方でした。

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