ウィキッド 永遠の約束
あらすじ
『悪い魔女』として追われるエルファバと『善い魔女』として名声を得たグリンダ。かつての親友は対立を深めていくが、カンザスから来た少女の出現により、オズの国の運命が動き出す。
ネタバレ無し
どんな作品?
「ウィキッド ふたりの魔女」の続編・完結編(2025年)。ブロードウェイミュージカル「ウィキッド」の第二幕を映画化したものです。前作でエルファバとグリンダが友情を育てた話の続きで、二人がどのようにして引き裂かれていくのかを描きます。
前作を見ていることが前提なので、必ず順番に見てください。
カンザスの少女の登場
「オズの魔法使い」を知っている人には、その物語との繋がりが段階的に明かされていく発見の楽しみがあります。あのドロシーが現れて、「オズの魔法使い」の有名な場面が「ウィキッドから見るとこういう意味だったのか」という発見が連続します。
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ネタバレ有り
「善悪は誰が決めるのか」というテーマ
エルファバは動物たちのために戦う正義の存在ですが、体制によって「悪の魔女」と名指しされます。グリンダは体制側にいて「善い魔女」と呼ばれますが、内側では罪悪感を抱えています。「善悪のラベルは権力を持った側が貼る」というテーマが本作の核心です。
グリンダの「成功の空虚さ」
グリンダは人々に愛されているのに、内側では親友を失ったことへの後悔と居心地の悪さを抱えています。アリアナ・グランデが前作とは打って変わって抑えた演技をしていて、笑顔の裏の疲れが伝わってきます。
「For Good」という場面
クライマックスでエルファバとグリンダが「For Good(永遠に/善のために)」を歌う場面が本作の頂点です。散々すれ違って対立してきた二人が最後に「互いが互いの人生を変えた」と認め合う場面で、シンシア・エリヴォとアリアナ・グランデが本当に力を尽くしていて泣けます。
