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キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー

あらすじ

ソコヴィア協定をめぐってスティーブ・ロジャースとトニー・スタークが対立し、アベンジャーズが二つに割れます。バッキー・バーンズをめぐる問題がふたりの亀裂をさらに深めていきます。

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アベンジャーズが分裂する

「キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー」は、ソコヴィア協定という政府による管理体制の導入をめぐってアベンジャーズが真っ二つに割れる物語です。政府の指揮下に入ることに反対するスティーブ・ロジャースと、支持するトニー・スタークという対立構図を軸に、各キャラクターがそれぞれの信念にしたがってどちらかの陣営に加わっていきます。「キャプテン・アメリカ」シリーズの3作目でありながら、実質的にはアベンジャーズ規模の大作です。

豪華なキャストと新キャラクター

ルッソ兄弟監督が前作から引き続きメガホンを握り、大人数のキャラクターを巧みにさばいています。チャドウィック・ボーズマン(T'チャラ/ブラックパンサー)とトム・ホランド(ピーター・パーカー/スパイダーマン)が初登場し、特に空港での大規模バトルは各ヒーローの個性が存分に発揮される見どころになっています。

静かなヴィランの怖さ

本作のヴィランは、超人的な力を持たない普通の人間ヘルムート・ジモ(ダニエル・ブリュール)です。派手な戦闘シーンよりも、静かな執念でアベンジャーズを内側から崩そうとする計画が印象的で、力で圧倒するタイプとは異なる怖さを持ったヴィランでした。

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正義と信念のぶつかり合い

スティーブがソコヴィア協定に反対するのは、政府の管理下では動けない場面が生まれ、かえって被害が増えるという現実的な判断からです。一方のトニーが支持するのは、ソコヴィアでの犠牲に対する個人的な罪悪感からでした。どちらも正義と信念から行動しており、どちらが正しいとも言い切れない対立構造として丁寧に描かれていたのが本作の見どころでした。

空港の大乱闘

ライプツィヒ・ハレ空港でのスティーブ陣営とトニー陣営の全面衝突は、MCU随一の規模を持つヒーロー同士の対決シーンです。スパイダーマンの軽口やアントマンの巨大化など各キャラクターの見せ場がテンポよく展開し、重厚なドラマの中に娯楽的な興奮も詰め込まれていました。

ジモの真の目的

テロリストに見せかけていたジモの本当の狙いは、アベンジャーズを武力で倒すことではなく、内側から分断させることでした。バッキーがかつてトニーの両親を手にかけていたという事実を利用して感情的な爆発を引き起こし、スティーブとトニーを直接戦わせるという計画の静かな残酷さが際立っていました。

シビル・ウォーの傷跡

シベリアでの戦闘の末、スティーブは盾をその場に残してトニーのもとを去ります。かつての盟友が互いに決定的に傷つき合う結末は、後のMCUにも影を落とす重要なシーンでした。アベンジャーズが完全に機能しない状態で次の脅威を迎える、その伏線になっている点が後から振り返ると印象深い一作です。

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