トロン:アレス
あらすじ
「トロン:レガシー」から15年後の世界。高度に洗練されたプログラム「アレス」が、デジタル世界から現実世界へとやってくる。人類とプログラムの共存は可能なのか、新たな物語が始まる。
ネタバレ無し
どんな作品?
2025年公開のトロンシリーズ第3作。前二作は人間がデジタル世界に入り込む話でしたが、今作は逆でデジタル世界のプログラムが現実世界にやってくるという設定です。監督は「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」のジョアキム・ローニング、主演はジャレッド・レト。
シリーズの逆転発想
これまでは「現実→デジタル」という方向だったのが「デジタル→現実」になった点が面白いです。プログラムが重力・温度・人間の感情といった現実世界のものすべてを初めて体験するという逆カルチャーショックが描かれます。シリーズのネオン光ビジュアルは継承されつつ、現実世界との対比も新鮮です。
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29分という制約
プログラムが現実世界で存在できる時間が29分に限られるという設定で、物語に時間的な緊張感が生まれています。この「永続コード」をめぐってエンコム社と敵対勢力が争うという話の枠組みは、初代からの「テクノロジーの独占」というテーマを引き継いでいます。
アレスの感情的な覚醒
任務遂行だけを目的として設計されたアレスが、イブという女性と接触するうちに「なぜ彼女を守りたいのか」という問いに直面します。「レガシー」のアイソーと同じく、設計を超えた感情を持つプログラムというシリーズのテーマが引き継がれています。アレスがイブを逃がすために仲間に嘘をつく場面が印象的でした。
ケヴィン・フリンのデジタルゴースト
アレスが初代グリッドでデジタルゴーストとしてのケヴィンと会う場面があります。「レガシー」で消えたケヴィンが何らかの形で残っていたという展開で、ジェフ・ブリッジスが三作にわたって出演しているのがシリーズの感情的な継続性を体現していて良かったです。
