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マンダロリアン

あらすじ

帝国崩壊後の辺境宇宙を舞台に、無口な賞金稼ぎのマンダロリアンとフォース感応能力を持つ子供グローグーが繰り広げるスター・ウォーズ×西部劇のDisney+ドラマシリーズ。

ネタバレ無し

宇宙版西部劇の世界観

2019年にDisney+のサービス開始と同時に配信が始まったスター・ウォーズのドラマシリーズで、全3シーズン・各8話構成です。ジョン・ファヴロー制作。銀河帝国が崩壊した後の辺境宇宙を舞台に、鎧をまとった無口な賞金稼ぎが惑星から惑星へと渡り歩きます。乾いた荒野の惑星、小さな宿場町、寡黙なガンマン——スター・ウォーズの世界でありながら、映像の空気感はどこかアメリカの西部劇に近い雰囲気がありました。

制作陣とキャスト

制作はジョン・ファヴロー。主人公のマンダロリアン(ディン・ジャリン)をペドロ・パスカルが演じており、ほぼ全編ヘルメット姿のまま感情を声と体の動きだけで表現しています。悪役モフ・ギデオンをジャンカルロ・エスポジトが担当しており、台詞が少なくても画面に重圧感をもたらす存在でした。シーズン2からはカティー・サッコフ演じるボ=カタン・クライズも登場し、物語の軸が広がっていきます。

音楽と映像の魅力

ルードヴィッヒ・ヨーランソンによる劇伴が全体の雰囲気を作り出しています。マンダロリアンのテーマはシンプルながらどこか哀愁があり、広大な宇宙の孤独感に寄り添うようなサウンドでした。エピソードごとに異なる惑星が登場し、砂漠・雪原・密林など舞台の多彩さも飽きさせません。1話30〜50分程度の尺で完結することが多く、映画を1本見るような感覚で楽しめます。

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ネタバレ有り

グローグーとの出会い(シーズン1)

賞金稼ぎとして依頼を受けたディン・ジャリンが回収したターゲットは、50歳を超える年齢でありながら幼い子供のような姿をしたフォース感応者グローグーでした。一度は依頼人に引き渡したものの、グローグーの扱いに不安を覚えたディンは報酬を返上して取り戻しに向かいます。この選択がシリーズ全体の起点です。帝国の残党がグローグーを追い続ける理由は序盤では明かされず、引きとして機能していました。

ヘルメットと素顔のテーマ

マンダロリアンの掟として「生きているものの前でヘルメットを外してはならない」というものがあります。このルールがシーズンをまたぐ大きなテーマになっていて、ディンが掟を守り続けることとグローグーへの情愛が、やがてぶつかる流れへと発展します。シーズン2の終盤でグローグーと別れる際にディンはヘルメットを外して素顔を見せますが、このシーンは台詞よりずっと多くのものを伝えていました。シーズン3ではこのヘルメット外しが「背教」として扱われ、ディンに影響を及ぼします。

ジェダイを求める旅(シーズン2)

シーズン2はグローグーをジェダイに届けるという目標のもと展開します。アソーカ・タノやボ=カタン・クライズといったスター・ウォーズの既存キャラクターが次々と登場し、シリーズのファン向けのサービスシーンが随所にありました。終盤、暗黒騎士団との戦いの中でルーク・スカイウォーカーが姿を現してグローグーを引き取ります。CGで再現された若いルークの登場は驚きがありました。

マンダロアの奪還(シーズン3)

シーズン3はヘルメットを外した「背教者」として追放されたディンが贖罪を果たすところから始まります。グローグーが手元に戻り「クラン・オブ・トゥー」として再び行動するくだりは、シリーズの出発点に戻ったような安心感がありました。ボ=カタンが中心となって離散したマンダロリアンたちを結集させ、故郷の惑星マンダロアを帝国の残党から取り戻す大きな流れへと発展します。最終的にディンとグローグーはネヴァローに居を構え、ふたりの穏やかな日常で幕を閉じます。

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