ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
あらすじ
ハロウィン・タウンの王様ジャック・スケリントンは、毎年同じハロウィンの準備に退屈していた。ある日、森で偶然クリスマス・タウンを発見した彼は、その明るく楽しい世界に魅了される。ジャックはクリスマスを乗っ取ろうと計画するが…
ネタバレ無し
どんな作品?
1993年公開のストップモーションアニメ。ティム・バートンの原案をヘンリー・セリック監督が映像化した作品で、ハロウィン・タウンの王様ジャックがクリスマスに憧れて乗っ取ろうとする話です。制作に3年以上かけた手作りのコマ撮り映像が独特の質感を持っていて、今見ても格好いいです。
ダニー・エルフマンの音楽
「This Is Halloween」「What's This?」「Jack's Lament」などの楽曲が映像と完全に一体化しています。ゴシックとポップが混ざった独特のサウンドで、特に「Jack's Lament」でジャックの孤独感が伝わってくる場面は印象的です。
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ネタバレ有り
文化的な誤訳の喜劇
クリスマスを理解しようとしたジャックが、結果的にハロウィン的な解釈で「恐怖のプレゼント」を作ってしまうというところが面白くて切ないです。生きた蛇のツリーや噛みつくリースなど、善意と誠実さがあっても文化的なズレが埋められないという話になっています。
夢を諦めることでハッピーエンドになる
ジャックがクリスマスの夢を追い続けるのではなく、自分はハロウィンの王様なのだと気づくことで話が収まります。「隣の芝生は青く見える」の逆で、すでに持っているものに価値があると気づく話です。サリーとの関係も、成功した王に向けられたものではなく失敗した後のジャックへの愛情という点が良かったです。
