Nの鑑賞ログ
TOPへ

キラー・ナマケモノ

あらすじ

女子大生のエミリーがソロリティのマスコットとして連れてきたナマケモノが、寮内で次々と人を襲い始めるホラーコメディ。

ネタバレ無し

キュートな見た目と真逆の凶暴さ

マシュー・グッドヒュー監督による2023年のホラーコメディです。女子大生のエミリーがソロリティ(学生寮)の会長選を有利に進めるためにナマケモノをマスコットとして寮に持ち込んだところ、そのナマケモノが次々と人を襲っていくという設定です。「殺すのがナマケモノ」というB級映画らしい突き抜けた発想が最大の売りで、笑いとホラーが混在する独特の雰囲気がありました。主演はリサ・アンバラバナール、ライバル役にシドニー・クレイヴンが出演しています。

B級コメディとして割り切って観る

明らかにシリアスに作っていない作風で、あくまでバカバカしさを楽しむ映画です。ちゃんとしたホラーを期待して観ると肩透かしになりますが、こういう低予算B級コメディとして観れば気楽に楽しめます。ナマケモノの動きを表現するために着ぐるみや人形を使ったアナログな手法が採用されていて、そのぬいぐるみ感が映画全体のゆるい雰囲気にうまくはまっていました。

スローモーな殺人鬼というギャップ

普通のスラッシャー映画は素早くて強い殺人鬼が登場しますが、この映画ではゆっくりしか動けないナマケモノが脅威として描かれます。動きがのろいはずの生き物がじわじわと迫ってくるという状況のおかしさが笑いを生んでいて、ツッコミを入れながら観るのが楽しいです。

ネタバレ有りはこちら

ネタバレ有り

エミリーとアルファの関係

エミリーが寮に持ち込んだナマケモノは「アルファ」という名前がつけられます。最初は人気者になるためのマスコットとして機能しますが、寮内で不審な出来事が起き始め、エミリーがアルファの正体に気づいていく前半の流れはコミカルに進みます。「まさかナマケモノが…」というリアクションが繰り返されるやりとりが笑えます。

寮内でのパニック

アルファが寮の中で被害を広げていく中盤は、スラッシャー映画の定番的な構成をコメディに落とし込んだような作りです。ナマケモノという設定を最後まで貫く製作陣の覚悟が伝わってきて、B級映画としての完成度はきちんとあります。笑えるシーンと驚かせようとするシーンのバランスも悪くなかったです。

エミリーの決着

最終的にエミリーがアルファと向き合う形でクライマックスを迎えます。深刻に語るような結末ではなく、あくまでこの映画のトーンに合った形で締めくくられます。後味はあっさりしていて、「笑えるB級ホラーを観た」という満足感で終われる映画でした。

TOPへ
作品を探す