キャスパー
あらすじ
幽霊が住み着く古い屋敷にゴースト研究家の父と越してきた少女キャットと、人懐っこい幽霊キャスパーとの交流を描いた1995年のファミリー映画。
ネタバレ無し
どんな作品?
1995年公開のファミリー向けゴーストコメディ。善良なゴーストのキャスパーと転校を繰り返してきた孤独な少女キャットの友情を描いています。キャット役はクリスティーナ・リッチ(「アダムス・ファミリー」のウェンズデー役の人)。フルCGで描かれたキャスパーは、1995年当時CGキャラクターが感情的な主人公を務めた先駆的な事例です。
ゴーストの設定が面白い
キャスパーと一緒に屋敷に住む三体の意地悪ゴースト(ストレッチ、スティンキー、ファットソ)がコミカルで、このトリオがコメディバランスを保っています。屋敷自体も秘密の部屋や隠し通路があって冒険心を刺激する舞台設定でした。
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ネタバレ有り
キャスパーが人間の姿になるシーン
機械の力で一時的に人間の姿を取り戻したキャスパーがキャットのもとへ歩み寄るシーンが本作のハイライトです。短い時間を共に過ごした後、再びゴーストの姿に戻って生徒たちが逃げ出すというオチが切ないようでコメディとして成立しています。
三体のゴーストも実は孤独
最初は意地悪に見えた三体ですが、ハーヴェイ博士のカウンセリングを受けることで柔らかくなっていく描写があります。意地悪さの根底に孤独と変化への拒絶があったという読み方ができて、単純な悪役以上のキャラクターになっています。
キャットの母との再会
最後にキャットの亡くなった母親の霊がハーヴェイ博士のもとを訪れる再会シーンで締まります。喪失と再生をゴーストという存在を通じて描いていて、子ども向け映画としてちゃんと感情的な深みのある着地でした。
