オペラ座の怪人(2004)
あらすじ
19世紀のパリ。オペラ座の地下に潜む謎の怪人ファントムは、ソプラノ歌手クリスティーヌを弟子にとり、密かに愛していた。しかしクリスティーヌが幼馴染のラウルと恋に落ちると、ファントムの嫉妬と狂気が暴走し始める。
ネタバレ無し
どんな作品?
2004年公開のアンドリュー・ロイド・ウェバーのミュージカルを映画化した作品。ジョエル・シュマッカー監督、ジェラルド・バトラー(ファントム)、エミー・ロッサム(クリスティーヌ)、パトリック・ウィルソン(ラウル)主演。冒頭でオペラ座の廃墟が19世紀の輝かしい姿へと蘇るシャンデリアの場面が特に印象的です。
音楽と映像の豪華さ
「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」「オール・アイ・アスク・オブ・ユー」など名曲が続きます。仮面舞踏会の衣装や地下迷宮の美術も豪華で、映像化としての完成度は高いです。ロッサムは本作撮影時16歳で、声楽訓練を受けた本格的な歌唱を披露しています。
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ネタバレ有り
ファントムの愛は愛なのか
クリスティーヌを才能ある歌手として育てながら、同時に彼女の自由を奪おうとするファントム。純粋な献身とも、支配的な独占欲とも取れる描写で、どちらに感情移入するかで全く見方が変わります。
クリスティーヌの選択
クリスティーヌはラウルとの健全で相互的な愛情を選びます。ただ「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」でファントムの音楽に完全に引き込まれる場面の引力は、ラウルとの関係にはない何かを感じさせます。
老いたラウルと墓前の薔薇
エンディングは現代に飛んで、老いたラウルがクリスティーヌの墓を訪れる場面です。墓の上にファントムのリボンがついた薔薇が置かれているのを発見します。数十年後もファントムは生きていて、彼女への想いが続いていることを示唆する余韻のある結末でした。
