ボバ・フェット
あらすじ
ジャバ・ザ・ハットの死後、伝説の賞金稼ぎボバ・フェットとフェネック・シャンドがタトゥイーンの裏社会を掌握しようとする様を描いたDisney+のスター・ウォーズドラマ。
ネタバレ無し
タトゥイーンの裏社会を舞台にした権力闘争
2021年12月から2022年2月にかけてDisney+で配信された全7話のミニシリーズです。ジョン・ファヴロー制作。ジャバ・ザ・ハットが死んだ後、その縄張りであるタトゥイーンを舞台に、かつて銀河随一の賞金稼ぎとして恐れられたボバ・フェットが裏社会のボスとして支配を確立しようとする物語です。スター・ウォーズのギャング・ドラマという珍しい切り口で、マンダロリアンとは異なる雰囲気の作品です。
テムエラ・モリソンとキャスト
主演はテムエラ・モリソン。相棒のフェネック・シャンドをミン=ナ・ウェンが演じており、クールで有能な暗殺者として存在感を放っています。マンダロリアンとの繋がりもあり、ペドロ・パスカル演じるディン・ジャリンも途中から登場します。
現代パートと回想パートの二層構造
物語はボバが現在進行形でタトゥイーンの権力を掌握しようとするパートと、過去を振り返る回想パートが交互に展開します。回想パートはボバがサーラックから脱出した後、タスケン・レイダーの部族と過ごした日々を丁寧に描いており、ここがシリーズで最も印象に残る部分でした。
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タスケン・レイダーとの絆(回想パート)
サーラックから生還したボバが砂漠を彷徨い、タスケン・レイダーの部族に捕らえられるところから回想が始まります。当初は囚われの身でしたが、共にパイク・シンジケートの列車強盗に立ち向かう中で部族との信頼関係が芽生え、やがて仲間として迎え入れられます。スター・ウォーズで長年「野蛮な存在」として描かれてきたタスケン・レイダーを固有の文化を持つ民族として描き直したこのパートは、シリーズの中で最も評価が高い部分です。
恐怖ではなく敬意による支配(現代パート)
ボバは前任のジャバとは違い、恐怖ではなく敬意に基づいて組織を率いようとします。しかし裏社会のルールに慣れた周囲からはその甘さを突かれる場面も多く、ボバが理想と現実の狭間で揺れる様子が描かれます。
ディン・ジャリンとグローグーの登場(エピソード5・6)
シリーズ中盤の2話は実質的にマンダロリアンのスピンオフ回となっており、ディン・ジャリンの視点で物語が進みます。ルーク・スカイウォーカーのもとでジェダイ修行をしていたグローグーが、最終的にディンのもとへ戻ることを選びます。ボバが主役のドラマとしては賛否が分かれた構成でしたが、マンダロリアンシリーズを見ていた視聴者には刺さるパートでした。
パイク・シンジケートとの最終決戦
終盤はスパイス密売組織パイク・シンジケートがタトゥイーンに侵攻してくる大規模な決戦になります。ボバはタスケン・レイダーとの縁で出会った人物たちや、ディン・ジャリン、かつての対立相手たちを味方に引き込んで戦います。派手なアクションで締めくくられるクライマックスですが、全体としては回想パートの静かな人間ドラマの方が記憶に残りやすい作品です。
